じぶん電力を設置するかどうかの判断基準とは
じぶん電力のリスクとは?
じぶん電力は電力自由化によって始まった太陽光発電サービスです。
まず、このような住宅には設置できません。
●戸建住宅ではない
●3階建て以上である
●同居人に60歳以上の人がいる
●北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、沖縄県
(雪害、塩害の恐れがあるため)
上記の条件をクリアしていれば、設置は可能ですので、メリットとデメリットを検討してみましょう。
@設置費用はいくらくらいなのか?
結構大がかりな工事になるので、当然ながら設置費用は発生します。
発生しますが、あなたの負担はゼロです。
これは、太陽光発電の所有者がじぶん電力だからです。
つまり、あなたの家の屋根にじぶん電力が太陽光を設置するという事です。
この太陽光発電設備は20年間は自分電力の物ですが、20年後には無料であなたの物になります。
A修理費などのメンテナンス費用はだれが負担?
台風や大雨などで故障する場合があるかもしれません。
これは、所有者が負担します。
つまり、設置してから20年以内はじぶん電力が負担しますが、20年後以降はあなたの負担になります。
B電気料金はどうなる?
簡単に言えば、少し安くなります。
基本料金は地域によって若干違いはありますが、大手電力会社よりも数百円安くなります。
単価料金は
・最初の120kWhまで:0.5円安い
・120kWh超過300kWhまで:1円安い
・300kWh超過分:1.5円安い
というように電力会社よりも安く設定しています。
東京電力のエリア内では平均で年間9千円ほど安くなるようです。
次にデメリットを紹介します。
じぶん電力を使った場合のデメリットとは
『20年後に太陽光発電機は自分の物になるし、
電気代も安くなるので設置してみようかな?』と思っている人は、ちょっと待ってください!
じぶん電力を使用した場合のデメリットは、外観です。
家に住み始めた時は太陽光の設置なんて考えていなかったはずです。
デザインも周りの景観に合っているのではないですか?
一度外からじっくりと自分の家の屋根がどう変わるのかを考えてみましょう。
また、太陽光は一旦設置して、契約期間中に取り外したい場合は、残り期間分の太陽光発電機の買取が必要になるので
注意しておきましょう。
じぶん電力の意外なメリットとは
じぶん電力は本体や電気代以外にも意外なメリットがあります。
それは、災害時の停電でも電気が使えるという事です。
じぶん電力を設置すると、非常用コンセントが追加され、非常時に使えるようになっています。
電気の調理器具やお風呂やほとんどの設備は電気が必要なので、非常時には重宝します。
しかも、災害時に使用した電力は無料で使用できる事も大きなメリットです。
また、日ごろからエコを気にしている人には、原子力や火力など使わないクリーンな電力なので
喜んでいる人もいるそうです。
興味のある方は、まずはチェックしてみましょう。